看板にだまされ飛行機にたよる
新大阪駅名物「千成瓢箪」工事中で移転していた。
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よく、地図を見るときに自分の進行方向にぐるぐる回している人が多いが(特に女性)一種の方向音痴と言えるのではないかといつも小ばかにしていたけれども、地図そのものの上下に気が付かないほうがよっぽど地図オンチとなるのではないか。そういうわけで反対方向に歩いていたのである。
だまされた看板を確認し直し出口はわかったがそこに行くまでの案内板の不親切さがさらに輪をかける。案内板が途中でなくなるのである。さらに、6番出入口ですが、4にも5にも行けますなんてあいまいな案内もある。結局迷う。ずいぶん遠回りしてホテルにたどり着いたようだが、結局はどう歩いても簡単にはたどり着けないようなルートであった。
翌日、尼崎の駅ビルのトイレを探したが、やはり最初は表示があったのに、ある地点までいくととたんになくなる。不親切である。結局ぐるぐる回ってもとの位置に。最初からまたやり直しだ。関西の地図は北が下になるのかと大阪在住の友人に聞いたところ、「それは特殊や」との答え。特殊な看板を駅改札の近くに設置するのはやめてほしいところである。
新幹線や在来線のホームは幅が広く、これは大阪の歩道も道路もすべてが幅広く感じたが、その点は快適である。さらにいうと空が広いのである。高層のビルがばらけて建っているし、そんなに多くない。ビル全体もある程度の高さで決まっているかのようだ。
その広い新大阪駅の空を飛行機がけっこうひっきりなしに飛んで爆音が響くのである。
地元のタクシーの運転手さんに聞くと「大阪と博多だけですねん、大きな都市で真上を飛行機が飛びよるのは。空港が近いからやね」。
飛行機の飛ぶ方向を見ていれば方角がわかるのかもしれない。