2012年1月29日日曜日

東海道中酒浸り その五


看板にだまされ飛行機にたよる

新大阪駅は駅舎の改装中のようで、東改札と新幹線改札だけが機能していた。
新大阪駅名物「千成瓢箪」工事中で移転していた。
なんとなくの記憶で駅の北東方面という地図認識で歩いていたところ地図看板があり、ホテルの場所を確認しながら歩いていたが、いつまでたっても駅構内から出られる様子がない。もう一度地図看板を確認しに行ったところ、北が下になっている。仕事柄地図を見るときは北を上にして方向を確認する性質があるため、地図の上は北であると信じて疑わないのである。
 よく、地図を見るときに自分の進行方向にぐるぐる回している人が多いが(特に女性)一種の方向音痴と言えるのではないかといつも小ばかにしていたけれども、地図そのものの上下に気が付かないほうがよっぽど地図オンチとなるのではないか。そういうわけで反対方向に歩いていたのである。
だまされた看板を確認し直し出口はわかったがそこに行くまでの案内板の不親切さがさらに輪をかける。案内板が途中でなくなるのである。さらに、6番出入口ですが、4にも5にも行けますなんてあいまいな案内もある。結局迷う。ずいぶん遠回りしてホテルにたどり着いたようだが、結局はどう歩いても簡単にはたどり着けないようなルートであった。

翌日、尼崎の駅ビルのトイレを探したが、やはり最初は表示があったのに、ある地点までいくととたんになくなる。不親切である。結局ぐるぐる回ってもとの位置に。最初からまたやり直しだ。関西の地図は北が下になるのかと大阪在住の友人に聞いたところ、「それは特殊や」との答え。特殊な看板を駅改札の近くに設置するのはやめてほしいところである。
新幹線や在来線のホームは幅が広く、これは大阪の歩道も道路もすべてが幅広く感じたが、その点は快適である。さらにいうと空が広いのである。高層のビルがばらけて建っているし、そんなに多くない。ビル全体もある程度の高さで決まっているかのようだ。
その広い新大阪駅の空を飛行機がけっこうひっきりなしに飛んで爆音が響くのである。
地元のタクシーの運転手さんに聞くと「大阪と博多だけですねん、大きな都市で真上を飛行機が飛びよるのは。空港が近いからやね」。
飛行機の飛ぶ方向を見ていれば方角がわかるのかもしれない。

2012年1月28日土曜日

東海道中酒浸り その四


紅ショーガの天ぷらとどや顔大根オロシ

大阪はだじゃれの町であった。電車の吊り広告も「迷惑カキないで」と牡蠣ガラに鷹の爪団のキャラクターが入って叫んでいる絵柄。テレビの制作会社も「おっサンテレビ」といいヒゲのおっさんが描かれている。サンという制作会社が母体のようだ。
梅田に単身赴任できている友人と天満の屋台「とっつあん」へ。だじゃれではないが、そのまんまのおやじ好みの店である。
 

文句なしの店構えにまいりましたとビールをあおる。
 大阪での飲食全般に言えるが、安くてウマイ食い倒れの町と言われる所以である。魚の店であるから、まず刺身。サーモン刺百円。四切れ分厚く切ってあり、上等な脂がのっている。かさごの刺身は初めてであった。淡白であるがしっかりした白身がビールにあう。
ここの名物が天ぷらであるそうだ。まずめずらしいのが豆腐の天ぷら。揚げ出し豆腐とはちがって天ぷらになっている。そしてここで真打登場。紅ショーガの天ぷらである。刻んだ紅ショーガがさつま揚げのようになっているのだと思っていたら、刻んでないスライス紅ショーガが串に刺さって天ぷらになっている。ちょっと見は、ニンジンの天ぷらのように赤くあやしい。串のままたっぷりの大根オロシを乗せてしょりじょり。天ぷらのコロモがしょり、ショーガを噛んだ食感がじょりである。刺さっていた串を見ると真っ赤になっている。いかにもどぎつく染めてます感のある色合いだが日本酒冷にあう。チロリで冷酒というのがまたいい。
さらにいいのが、大型ステンレスカップ山盛りの大根オロシが、天ぷらを頼むとこれでもか、どや!という量で出てくる。天つゆはテーブルに置かれたステンレスポットに入っている。なんでお湯割のポットが置いてあるのかと思っていたが、天つゆだったのだ。
この大根オロシだけで充分アテになる。関西はつまみとは言わないのだ。
さらにさらに、テーブルに「八味」がある。「七味」はなんにでもかけるほど大好きだが「八味」?これがまたゆず風味たっぷりの唐辛子でいい薬味なのだ。これを大根オロシにかけ天つゆたっぷりが最高の日本酒のアテになり、チロリのカップは幾重にも積み重なっていくのであった。


東海道中酒浸り その参


独立店舗VS商業ビル飲食店街

ファッションビルと言われるような駅近、便利、きれいな店はやはり味気ない。尼崎の駅前ビルに、お好み焼きで有名店の「鶴橋 風月」が入っている。ブランチに一人で入った。看板や店構えはそれなりに工夫はしているようだが、収容されている感がぬぐえない。
センスが光る店構えが勝負の肝心かなめだ。


店員の態度も、牡蠣入りモダン焼きを目の前でつくる手さばきはみごとであったが、雰囲気がどうもマニュアル的であった。まあもっともビールなし(事情があり飲まずにガマン)のお好み焼きだったから味気ないのはそのせいかもしれないが、照明が明るすぎるというのがまず落ち着かない。
 客がぞろぞろ入ってくるのも落ち着かない(昼時であるので当然だし、客が入らないと店がこまるよね)。これは勝手な言い分ですね。
独立店舗の店構えは、ある種の威圧感があり、知らない店に入っていくのは大きな覚悟が必要である。だからこそ当たり外れが大きい。当然、戸を開けたら入らざるをえないのが独立店舗である。その点、商業ビルの店舗は大体ガラス張りで、中がある程度見える。客がまったく入っていないのもわかるから、安心である。不発は少ないような気になる。
話は変わるが。大阪は食い倒れの町とよく言うが、基本的に一品の量が多いように思う。モダン焼きは小さいサイズを頼んだが、もう一品、風月名物のとんぺい焼きを食べたらものすごくおなかいっぱいになった。他の客であるおばさん、おじさんたちの注文を聞いていると、みんなフルサイズで頼んでいた。食文化と胃袋の違いかなぁ。
約束の時間までまだ小一時間ほどあったので、コーヒーの店を探した。チェーン店などはあちこちにあったが、どれもビルの中である。気の利いた独立店舗はないかなと探すと、商業ビルの入り口に「にしむら珈琲店」と言う、いかにも骨太で何年もつづいているような看板の店が、まさにビルの一階にある。
きっちりといい味のブレンドコーヒーがミンスク調の名入れカップ&ソーサーで味わえた。商業ビルでもいい店はきっちりとその存在感を発揮できるのだと反省した。


2012年1月27日金曜日

東海道中酒浸り その弐


串焼き百円均一



20年近く会っていない同期の友人と会うのも今回の大阪行きの大きな目的であった。学校を出てから最初に就職したカメラ関係の会社に同期入社した、大阪出身の友人である。
彼は今も写真の仕事を続けているが、どこの業界も人手不足であって、なんでもやらなければいけない。40代最後のおとっつあんにはきついのである。そろそろ管理職として指示しているような立場にありたいものだが、指示したことを自分で処理しなければならない仕事の繰り返しのようだ。
その友人の勤務先近くにある天神橋の路地にある行きつけの串焼き屋に行く。

「いっちょく」と読む。ジャズバー風の落ち着いた串焼き店である。

やはり店というのは独立店舗に入りたい。最近は駅ビルやファッションビルなどに有名店が入っており、大行列ができているが、どうにも店の個性が薄いのである。
この日も、大阪駅前に昨年出来たばかりの高層ビルの飲食店街にある入ろうとした串揚げ屋がすごい行列であり、即断変更してタクシーで天神橋まで走り、この串焼き屋「一直」へ入ったという寸法であった。
地元の人しかまず来ない店であった。粋なお兄さん二人で営む落ち着いた店である。客層も若いベタついた関西男女もおらず、土曜日のみ百円均一の串焼きはあらゆる部位を提供しており、迷いに迷う。
やや小さめの串焼きは、おやじたちにはちょうどイイ具合に酒が進むのである。大阪の突き出しの名物キャベツのざく切りにつける味噌の風味もとてもよく、キャベツおかわりし放題を存分に味わう。豚バラペッパー焼きのスパイシーさはビールにばっちりであり、牛ハラミのじゅーと染み出すうまみは芋焼酎でやりたい。

東海道中酒浸り その壱




大阪エスカレーター人情流儀

東京には「ほんとの人情」がないと智恵子はいふ?


新大阪駅のエスカレーターに乗ったとたんに流れが違った。一泊ではあるがスーツを入れたバッグを持っていたので、じゃまにならないように左端に立ち止まったら、右隣の人も立ち止まっている。
 狭いエスカレーターの階段?というのだろうか。一段に二人が立ち止まり並んでいるのは不思議なものである。ふと上を見ると(昇りエスカレーターでした)右側にみんな並んで止まっている。
そうだ大阪は右側に立ち止まるのだった。これが京都出身の仲間に聞いたところ、京都はどちらもありだという。ちょっと寄った尼崎は右側立ち止まり流儀であった。「尼はそうやね、大阪とおなじや」。じゃ京都はどうするのかと聞くとなんとなく流れで決まるらしい。
大阪エスカレーター流儀は、一説には、大阪万博の際エスカレーターの誘導が右側立ち止まりの案内をしていたため、大阪住民はそのようなルールになったということを聞いた。最初の教育は大切だし、影響力が大きいのだと納得しながら、天満の屋台でビールを飲んでいた。
そこで思ったのが、大阪人の人なつっこさやノリの良さから来るコミュニケーションの濃厚さに由来することもあるような気がしてきた。
それというのは、エスカレーターの右側に立ち止まるということは、昇り下りのすれ違いの際に立ち止まっている人同士の距離が非常に近いのである。すれ違う人の表情、着ているもの、持っているものなどが良くわかる。関心を持てるのである。これが東京のように左側に寄っていると、歩きながらすれ違う人はかなりの高速ですれ違い、お互いを観察する余裕などまったくない。左側同士は必然的に距離がある。当然無関心になる。
大阪エスカレーター流儀は人と人を結びつけ、ながーいエスカレーターのベルトのように巡り、人情をつないでいるのであろう。

2012年1月3日火曜日

2011 おやじ達の活動・・備忘録 秋から冬

③おやじ達の活動備忘録・・・・秋~冬

2学期に入ると学校の行事も盛りだくさんです。

秋季大運動会では・・

整列入場に、ご父兄の方々みなさんとの協力で、無事終了。
プール横の裏通りにも、駐禁パイロンを並べました。

運動会の終了後も・・・
先生やPTAの方々とともにお手伝い
子どもたちと一緒に
テントの撤収
(おやじたち、テントの設営&撤収は手慣れたもんです・・^^)




そして、
11月5日はくすの木文化祭でした。

今年も、富勢おやじの会恒例「じゃがバター」を販売

いままで、先輩方に頼ってばかりいた
われらは・・・
今年は、どうなるか・・
少し不安でした

ここで、当日までの流れをメモしておこうと思います。
・釜などの機材は、富勢農協で借りる(富勢中で一週間前に文化祭で使用。そのあとに借りる・・富勢中のPTAとの連絡の取り合いが要必要かな。) 
・ガス器具関係は、宿連寺の長妻瓦斯店さんから借りる。
・終了後は、富勢農協(土曜日OK)および、長妻瓦斯店さんへ返却。

2011 当日は、朝7時に家庭科室に集合。(いつもは・・8時ぐらいでしたね)
朝起きるのは辛かったけど・・この1時間が結果として好をなしたような気がしました。


500個のじゃがいも洗いとの格闘です。
実は、器づくりの格闘もありました。


このブロックがとても大事
ガスコンロと釜底のクリアランスがとても大切なんです

じゃが部隊と買い出し部隊そして、テント張り部隊と分かれて活動を展開しました。


午前中の子どもたちの発表は、みんなで協力し合って順番に見ることができました^^
子どもたちの頑張っている姿に感動・・・



一時間早く集まって準備したことで順調にすすみ
お昼は、せっかくの蒸し器があることに
買い出し部隊は・・・
焼売やら
肉まんやら
・・
を買ってきて
贅沢な飲茶なお昼を展開。
2012もコレでいく??

午後に備えて一休み一休み


さぁ~いよいよ売り場作りです。





そして、そして・・
2011も、「じゃがバター」は、1時間あまりで完売!!!
途中、バターが切れてしまった不手際がございましたが・・・
(申し訳ございません)
お買い上げいただいたみなさま
ありがとうございました。






2012年1月2日月曜日

2011 おやじ達の活動・・備忘録 夏から初秋



②おやじ達の活動備忘録・・・・夏~初秋

2011の夏は・・・
おやじ達初めての試みにチャレンジしました^^

富勢地域で、ちょっと若い??私たちが何か元気になること!!が出来ないかと、
模索してるところに
「高野台の祭り」出店の声がかかりました。
不安もありましたが
とりあえず・・
「やってみるか~!!」
ということになり・・
高野台の集会所の元根戸消防署にて。
歴史的建造物に感動しているおやじメンバー



元根戸消防署は、第二次世界大戦中の施設だった。
歴史的建造物が、こんな近くに残っているとは・・

まずは、高野台の町会の方々との会合に参加させていただきました。(高野台集会所にて)
町会長みなさんにお世話になりました。
若造たちの参戦宜しくお願いします。



会合終了後、集まれたメンバーで協議中
何処から仕入れるか・・?
どのくらい売れるかなぁ・・?
容器は・・・?
いくらで販売しよう・・?



初めての試み!!何を売るか!!って

生ビール

に決定!!!

高野台の祭りの前週の準備もお手伝いさせていただきました。
高野台の町会の方々のテキパキとした動きに脱帽でした。


櫓も自らの手で作られていたんですね^^
指示を受けながら一緒に組み立てさせていただきました。










「提灯を作らないか」との声がかかりまして・・・
マル富おやじの会提灯を発注しちゃいました。
当日は、提灯代も稼がないと(汗)








この提灯たち これからの富勢おやじの会の
 イベントには活躍してくれそうです!!

そして、8月13日・14日と天気に恵まれつつ・・・
高野台祭りは行われました。


準備万端!!白い法被が目印です^^





『いらっしゃいませ~』
『冷たいビールいかがですか!!!』

お~い!!店員が試飲してるよ!!
和ちゃん率いるメンバーが南国を想わせる
音楽を演奏




不安でいっぱいだった・・・
地域での祭りの出店

家庭や仕事で忙しく駆けずり回りながらも・・
元気なおやじたちのチームワークで
大成功でしたね^^
2012はどうすっぺ


そして・そして
夏の大イベント
第9回となる「風にころがる映画会」
8月最後の日曜日の8月28日におこないました。
(お忙しいところ、先生方にもご協力いただきありがとうございました。)









おやじ提灯がみなさんをお迎えいたしました





今年は、オガさんの音響システムで・・・
B〇S〇のスピーカーだ^^
この準備がまたワクワクするんですね
学祭の準備といいますか・・・






だんだん日が暮れて上映開始です
































2011の「風にころがる映画会」も天候に恵まれ・・
気持ちいい夜風にあたりながら子どもたちと一緒に映画を鑑賞することができました。

上映作品は
「シャーロットの贈りもの」という動物たちと人間の関係を描いた作品。
とても心があたたまる素晴らしい作品でした。

う~ん、2011の夏は、ちょっとおやじ達弾けすぎちゃったかなぁ・・・^^



2011 おやじ達の活動・・備忘録 初夏から夏

年が明けて、2012年1月・・・

今度は、年度末だなぁ~と思いつつ
活動日記をアップしなかったことに反省しつつ
2011年 今年度の富勢おやじの会の活動を
備忘録的に綴って
いきたいと思います。

①2011備忘録   初夏から夏

忘れもしない東日本大震災のあと
福島原発事故
・・
そして、柏はホットスポットになり
子どもをもつ親として不安が募った。
まずは、出来ることから動くしかない・・

浸透マスやU字溝の砂や落ち葉を除去させていただきました。


















そして、夏休みに入り・・


初夏には・・・たのしいオヤジたちの交流会もありましたね^^・・・
 





  





 東北応援!!なんて名目で日本酒で会合も開きましたね^^

福島の酒・・『奥の松』で